あなたの説明が届かない理由 ~エレベーターテスト~

シンプルに長いからです。

 

人は長い説明は聞かないし、覚えていられません。

口頭での説明は、長くても3文に留めるべきです。

 

① 説明の背景 → なぜ説明するのか

② 結論・要求事項 → なにをして欲しいのか

③ 補足説明

 

特に、時間のない人に説明に行く場合は注意が必要で、

結論を最優先で、何をしてほしいのかを真っ先に話すべきです。

そうしないと、次から億劫がって、話を聞いてくれなくなります。

 

わかりやすく説明ができるか判断するツールとして、

エレベーターテストという考え方があります。

 

もしエレベーターで上司と居合わせた時の数十秒間で、

あなたのアイデアを説明できるかというものです。

 

これは、考えを整理する為に非常に良いトレーニングになります。

 

自分で何を話しているのかわからなくなってしまいがちな方は、

思いつきで説明に行く前に、ぜひ試してみてください。

 

IEって何ですか?

IE = Internet Explorerというウェブブラウザのことです。

 

違います。笑

 

一般的にはそうなのかもしれませんが、製造現場でIEというと、Industrial Engineeringのことを指します。

日本語で言うと、経営工学といった訳がよくあてはめられます。

 

IEは一言でいうと、ムダを最小限にして人や設備やモノといった限られた経営資源を有効に活用していく「見方」や「考え方」のことです。

 

今日一日何をしていたか思い出してみたときに、ムダと感じることはありませんか?

買い物に出たけど、あっち行ったり、こっち行ったり、同じ道を何度も通ってしまったなあ、みたいなことはありませんか?

最適な道筋や順路を考え、総移動距離を減らすことで、時間を有効に活用していく方法を考えるときにIEが使われます。

 

はじまりとしては、仕事に対する適切な時間の設定や最善の作業方法を分析する方法などから、生産現場における生産性向上に大きく貢献しています。

日本でも、戦後のものづくりを支えてきた管理技術の一つになります。

 

IEは、工場の現場改善のイメージが強いですが、製造だけでなく設計や開発、さらにはマネジメント層の経営問題に対しても適用できる考え方です。

 

ムダを最小限にする為には、まずムダを見つけなければなりません。

業務ごとに価値を定義し、ムダを顕在化することが必要になります。

 

生産現場では、ただ待っているだけの時間はムダになりますが、それが必要な監視作業であればムダではありません。

立場や状況によって、同じ動きをしていたとしても、ムダかどうかは異なりますので、注意が必要です。

 

IEは、ビジネスの現場で多くのことに適用できるのですが、実際の現場ではあまり浸透していないように感じます。まずは、ムダを定義して、定量的に測定して数値として見せるだけで、生産性はあがります。

 

個人の時間を有効に活用していく為にも、IEの考え方は重要です。自分を大切にする為にも、IEの考え方を使ってムダなことは、どんどんやめていきましょうね。

 

【要約】ちょっと話したくなったQCの話

製造現場でQCという名称で親しまれている品質管理活動。日本の品質管理はどうやって発展していったのでしょう?

 

時は1950年代、戦後復興で沸く日本、今では考えられませんが市場には粗悪品が出回り、Made in Japanは「安かろう、悪かろう」の代名詞でした。

 

この状況を何とかしようとアメリカからQCの考え方を導入しました。これが大当たり。日本人の感性に非常にマッチして、日本の製造業に多大な影響を与えました。

 

日本は作業者視点での局所的な改善を得意としており、これは日本で急速に広まったQCサークル活動に由来しております。

 

1980年代に入ると、猫も杓子もQCといった感じで、多くの企業が全社的にQC活動に取り組んでいる状態が続きました。バブル崩壊とともに下火にはなりましたが、QCは日本の製造業の根幹を形成している考え方になります。

 

アメリカから輸入されて日本で発展していったQC活動、1990年代にはアメリカに逆輸入され、アメリカの製造業復活に大いに貢献しました。

 

QCの考え方は、あらゆる仕事に通じる部分があるので、知っておいて損はありません。

特に製造業に身を置く新入社員は勉強しておきましょうね。

 

 

 

在庫について考えてみた

5S活動の整理の効果はなんでしょう?

赤札作戦で不要品を一掃する際に、担当者になんと説明すればいいのか。

 

■ スペースの削減、ムダな電力、移動を削減

■ 将来の投資スペースを確保

■ 中古品の回収、新規発注の削減

 

ぱっと思いつくところは、こんな感じですかね。

 

5Sで整理を進める際、やっぱりもったいないという感情が先行してしまいます。

特に現場はいざ捨てるとなったときに、「とりあえず置いておこう」となってしまうのは、ありがちなことかと思います。

 

気持ちはわからなくもないですが、在庫はムダである、捨てることが会社の為になる、ということをきちんと認識してもらうことが大切です。

 

在庫を持つことで発生するコストには、以下のようなものがあります。

 

① 資本コスト

購入費、また購入費の分だけ金利を損していることにも注意が必要です。

 

② 保管スペースコスト

保管の為の倉庫の家賃、光熱費、整理整頓の為の人件費

 

③ サービスコスト

在庫の保護、事故や盗難から守る為に発生するコスト

 

④ 在庫リスクコスト

損傷や陳腐化による価値の低下

 

在庫にはコストが発生することを認識し、整理を進めることはコスト削減につながる、意味があると、社内に浸透させていく事が必要になってきます。

リーダーが決断しやすくしてあげられるように、運営側はしっかりとサポートしていきましょうね。

あなたの会社の意味のない5S活動を変えるには?

トップマネジメントが覚悟を決めるしかありません。

 

5Sはなんとなくでできてしまうので、本質を理解せず、形だけの活動になりがちです。

5Sするかーと言って、ただ掃除しているだけの光景も製造現場では、よく見受けられます。

 

5Sの本質は、「ムダどり」、ここを理解していないと活動は意味のないものになるでしょう。

 

意味のない活動を変えていく為には、トップが声を上げて、従業員に働きかけ、活動を仕切りなおすしかありません。一度従業員に根付いた間違った認識は、一朝一夕には払拭できません。すぐに効果は出ないかもしれませんが、粘り強く取り組みましょう。

 

仕切りなおす為の準備は、以下の通りです。

 

■ 組織の再編成

→ 責任者、事務局、推進者、リーダーを明確にします。

 推進者は課の活動を管理する立場となる為、ある程度権限のある方を任命した方が
 いいでしょう。

 リーダーは人材育成の意味合いを込めて、若手に任せるのも面白いと思います。

 

■ 目的の設定

→ 5Sは目的が曖昧になると、途端に形だけの活動になります。

 全方位的な目的ではなく、自社がなぜ5Sに取り組むのか、明確にしておきましょう。

 

■ 活動エリアのブロック化

→ エリアの担当者を決めなければ、牽制が生じ、活動が停滞します。

 共有エリアなど、どこの部署が担当するのか、明確にしておきましょう。

 

こういった準備を事務局が行いつつ、活動への本気度をトップが全従業員に伝えましょう。なんとなく進めていくと、末端は変わったことすら気づきません。

 

5S活動は立ち上げるより、維持することが難しい活動です。

仕組み化を意識していかなければ、一時活動を行っても結局は元通りということが往々にしてあります。

 

5S活動を進めていくと、自部署が抱えている課題が噴出してきます。

全てがうまくいくことはありえません。

もし何の課題も出てこなければ、活動を一度見直した方がよいと思います。

 

組織力の強化とは、そういった課題を乗り越えていく中で、得られるものです。

 

役職とリーダーシップ

リーダーシップを発揮する人は誰か?

課長、職長、係長、色んな役職があると思います。

 

答えは全員。

 

企業で働く以上、全ての人がリーダシップを発揮しなければなりません。

リーダーは、明確な成果目標があれば絶対必要なポジションです。

 

リーダーシップというと、特別な印象を受けるかもしれませんが、

そんなたいしたものではなく、一人ひとりが十分に発揮できるものです。

 

リーダーシップへの嫌悪感、特別感がものすごい人もいますね。

自分の人生をコントロールするためには、必須のスキルだと思いますが。

 

このスキルは経験によって、培われるものです。

まずは、声をあげること。

人と仕事をするならば、どんなときでもリーダーシップを発揮する機会はあります。

 

ちょっと考え方を変えて、がんばりましょう。

 

ポトフ

田舎から送られてきたジャガイモとキャベツを消費するため、ポトフを作りました。


リュウジさんの至高のポトフを参考にさせて頂きました。


【材料】

・ジャガイモ
・キャベツ
・ベーコン
・ウィンナー
・ニンニク

【調味料】

コンソメ
・塩
・胡椒
・水1200cc

【手順】

1.キャベツを8分の1サイズに切る。
2.ジャガイモを半分に切る。
3.ベーコンを2cm位の厚さに切る。
4.オリーブオイルをフライパンにしき、全ての材料に焼き目を付ける。
5.材料を鍋に入れる。
6.4で使ったフライパンに水を入れ、フライパンに残った旨味ごと鍋に移す。
7.胡椒以外の調味料を入れ、火にかける。
8.沸騰したら、蓋をして、20分煮る。
9.胡椒で味を調える。
10.完成


焼き目をつけると香ばしくなって美味しいです。

ニンニクのパンチが効いてて、いいですね。

暖まります。
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