【要約】ちょっと話したくなったQCの話

製造現場でQCという名称で親しまれている品質管理活動。日本の品質管理はどうやって発展していったのでしょう?

 

時は1950年代、戦後復興で沸く日本、今では考えられませんが市場には粗悪品が出回り、Made in Japanは「安かろう、悪かろう」の代名詞でした。

 

この状況を何とかしようとアメリカからQCの考え方を導入しました。これが大当たり。日本人の感性に非常にマッチして、日本の製造業に多大な影響を与えました。

 

日本は作業者視点での局所的な改善を得意としており、これは日本で急速に広まったQCサークル活動に由来しております。

 

1980年代に入ると、猫も杓子もQCといった感じで、多くの企業が全社的にQC活動に取り組んでいる状態が続きました。バブル崩壊とともに下火にはなりましたが、QCは日本の製造業の根幹を形成している考え方になります。

 

アメリカから輸入されて日本で発展していったQC活動、1990年代にはアメリカに逆輸入され、アメリカの製造業復活に大いに貢献しました。

 

QCの考え方は、あらゆる仕事に通じる部分があるので、知っておいて損はありません。

特に製造業に身を置く新入社員は勉強しておきましょうね。