在庫について考えてみた
5S活動の整理の効果はなんでしょう?
赤札作戦で不要品を一掃する際に、担当者になんと説明すればいいのか。
■ スペースの削減、ムダな電力、移動を削減
■ 将来の投資スペースを確保
■ 中古品の回収、新規発注の削減
ぱっと思いつくところは、こんな感じですかね。
5Sで整理を進める際、やっぱりもったいないという感情が先行してしまいます。
特に現場はいざ捨てるとなったときに、「とりあえず置いておこう」となってしまうのは、ありがちなことかと思います。
気持ちはわからなくもないですが、在庫はムダである、捨てることが会社の為になる、ということをきちんと認識してもらうことが大切です。
在庫を持つことで発生するコストには、以下のようなものがあります。
① 資本コスト
購入費、また購入費の分だけ金利を損していることにも注意が必要です。
② 保管スペースコスト
保管の為の倉庫の家賃、光熱費、整理整頓の為の人件費
③ サービスコスト
在庫の保護、事故や盗難から守る為に発生するコスト
④ 在庫リスクコスト
損傷や陳腐化による価値の低下
在庫にはコストが発生することを認識し、整理を進めることはコスト削減につながる、意味があると、社内に浸透させていく事が必要になってきます。
リーダーが決断しやすくしてあげられるように、運営側はしっかりとサポートしていきましょうね。